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後味さっぱり オクラと牛肉のすき煮

【1人前:347kcal】

コラム
 久留米市の筑後川沿いにある太田重美さん(81)一家のオクラ畑。今年は水不足で、オクラの花が畑一面に満開になる光景はめったにない様子。6〜10月の収穫時、ゴム手袋をしても、不思議と指紋がなくなり、指先がツルツル。洗いもの中に器が手から滑り落ちるぐらい。しかし収穫作業から離れると、指紋のある指に戻る。理由はよく分からないようです。
 加熱するとネバネバが引き出されるオクラ。正体は食物繊維のペクチンと糖たんぱく質のムチン。ペクチンは整腸作用、ムチンはタンパク質の消化を促す働きがあり、夏バテ防止にはもってこいです。



毎日新聞福岡版「ごはんのじかん」2005.7.6掲載






オクラ 2袋
牛肉(切り落とし) 200g
糸こんにゃく 200g
根深ねぎ 2本
厚揚げ 300〜350g
・ごま油
A
酒、みりん 各大さじ2
しょうゆ 大さじ4
 
[1]

オクラは水洗いし、水けをきってヘタを落とし、斜め半分に切る。
糸こんにゃくは食べやすい長さに切り、水洗いして水けをきる。

[2]

根深ねぎはザクザクと斜め切りにする。
厚揚げは縦半分に切ってから1cm幅にきる。
牛肉は大きいときは一口大に切る。

[3]

なべを熱してごま油大さじ2をなじませ、ねぎ、糸こんにゃく、厚揚げの順に加え強火でよくいためる。


ポイント・・・肉より他の具を先にいためる。
肉をさきにいためると加熱時間が長くなり固くなるので柔らかく食べるには他の具を先にいためる。

[4]

糸こんにゃくの水けが飛び、厚揚げが熱くなったら牛肉を加えてざっといため合わせる。


ポイント・・・よくいためる。
根深ねぎは香りが出、こんにゃくと厚揚げは水けが抜けて味がしみ込みやすくなる。
また厚揚げはよくいためると肉のような味になるから不思議。

[5]

続けてAを加えて混ぜ、ふたをして強めの中火で時々混ぜながら7〜8分間煮る。
オクラを入れて強火でいためながらオクラに火を通し、器に盛る。




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